グランドファーム神尾にとって
野菜作りは子育て
グランドファーム神尾では、野菜は子育てと同じように大事に育てます。
野菜にはそれぞれ個性があり、育て方でその野菜が持っている個性を最大限引き出せるのかが農家の腕前に関わってくると思います。
その中でもトマトを主に栽培しているのには大きな理由があります。
例えば大根や人参などは、焼いたり煮たり、湯がいたりして美味しさを最大限に引き出す事ができる食材ですが、トマトはそのままの姿を食べて美味しさをダイレクトに感じる食材です。
その分、手を抜くとそのままお客様には伝わってしまいますが、逆に大事に育てればその分ダイレクトに美味しさを感じてもらえるのがトマトだと思っております。
ですので、皆様には素材そのもので美味しいと感じられるトマトを食べてもらい感動を与えたいという想いからグランドファーム神尾ではトマトの栽培を行っております。

高糖度トマト栽培の秘密
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糖度を上げるこだわり
トマトは吸い上げた水分を糖分に変えていきます。
糖度を上げるには強制的に水を与えない「水切り」をやります。すると、わずかな水分で命を
繋ぐため、水を求めて根の張りが良くなり、高効率で糖度を上げることができるのです。
しかし、デメリットもあります。玉伸びしなくなり、玉張りも成長も良くなく収量が出ません。
また、地上の葉に水切りは厳禁です。葉まで水切りをしてしまうと葉は枯れたようになり、皮
は硬く酸味が強くなってしまいます。そのため、地上部の葉は、逆に水を与えなくてはいけま
せん。
根から栄養を摂るのではなく、葉から栄養を摂るようにしていきます。
加えて完熟期が近くなれば玄米アミノ酸酵素液で葉面散布を行います。
これにより玉伸びもして、玉張りも良く、大玉なトマトになります。
なおかつジューシーで糖度も上がり、収量も出るということになります。
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こだわりの樹づくり
みんなびっくりされます。
こんなに太い茎で暴れないの??
これを制御できなければプロは名乗れません。
また、夏から冬の作では逆に細づくりが出来なければ収
量は上がりません。
太陽の出ている時間の変化、気温の変化に合わせて適切
な樹作りをしています。
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自家播種・接ぎ木苗づくり
『苗半作』
私は、苗の段階でその作の半分の良しあしが決まると思っています。
苗になるまでに愛情をたっぷり注いだ苗は、定植後にはものすごく生命力にあふれた力強い生
育をします。
愛情の中身は細かくはお伝え出来ませんが、トマトを食べて頂ければ違いがあるとすれば苗の
作り方にあるのかもしれませんね。
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農薬低減の取り組み(4ミリ防虫ネット、ラノーテープ、ノーカウント農薬)
ハモグリバエ、コナジラミ、アザミウマ、オオタバコガ、サビダニなどなど。
トマトを隠れ家とする虫たちは天敵がいないので絶好の住処。
青枯れ病、葉カビ、うどんこ病、灰色カビなどなど。
目に見えない世界にもトマトを好む多くの菌類がいます。
時には数が増えすぎてトマトに被害が出てしまうので、やむなく彼らの天敵になっています。
被害を少しでも減らして、農薬の使用も極力減らしながら、無駄に時間をとられないようにし
ながら美味しいトマトを作れるように考えてます。
ハダニ・コナジラミに関しては、卵にもよく効くとされるサフオイル乳剤を使用。
これは気門封鎖剤と呼ばれ、窒息死させて殺虫します。食用オイルが主成分であることから人
畜毒性が極めて低く、安全・安心とされています。
さらに、同じような成分でサンクリスタル乳剤というものも使用しています。
こちらは、殺菌効果も期待できることから、薬害の出にくい生育初期においてうどんこ病の初
期予防にも使用します。
とはいえ、ハウス内に侵入されないように4ミリネットを使用する(育苗ハウスのみ)、侵入さ
れたとしても、増えすぎないように粘着トラップを仕掛ける(ラノ―テープ)など、今後も農
薬使用削減に努力していきます。
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月と農業
現代の農業の栽培管理が難しくかんじる方は、月と植物の関係を理解していないのかもしれま
せんね。
数字だけ並ぶカレンダーと週間天気予報では、現代の予測不能な気象状況に振り回されてしま
いかねません。
まああくまでも目安ですが。





